エホバの証人からの脱会

ものみの塔の権威を突き崩す

要約 : ものみの塔の権威を突き崩しなさい。そうすれば家族と一緒に脱会できます

「エホバの組織」、「目に見えるエホバの組織」、「神の組織」――これらはものみの塔の出版物に頻繁に出現することばです。エホバの証人は毎日、使っています。すべての成員が使う特有の専門用語です。
  エホバの証人の子どもとして育てられるとエホバは特別な組織を有していると教え込まれます。
  思春期以降にエホバは地上に目に見える組織を有していると心から受け入れてしまうと、実際にエホバの証人としてバプテスマを受ける道を突き進みます。
  さらに組織は「忠実で思慮深い奴隷」と「統治体」に代表されると信じます。これはすぺて組織の基本的な教義です。さらに「新しい光」もあります。エホバ神に奉仕する、活発なエホバの証人になるまでには成員はこれらの教義に導びかれます。

教義の食い違いのために脱会する例

 エホバの証人が組織から離れる理由は様々です。例を上げると、長い間のものみの塔の教義の変更(輸血、1914年の世代、ハルマゲドンなど)や信者の生活を縛る強力な管理体制(ものみの塔は生活のすべての分野にわたり束縛します)、教義の問題(イエス・キリスト、天国、永遠の命など)、性的児童虐待の隠蔽……。
 これらの論点につき、配偶者や家族があなたに賛成し、一緒に組織から離れることができれば万々歳です。
 私は脱会した元証人を大勢知ってます。何年経っても元エホバの証人は三位一体を信じません。
注:元統治体成員で「良心の危機」の著者であるレイモンド・フランズも三位一体を信じてません(個人的に耳にした限りでは)。
 それでも「統治体」や「忠実で思慮深い奴隷」の権威はまったくの作り話だという点ではすべての人がそれに賛成します。
 それぞれの元エホバの証人はものみの塔にはまったく権威が無いと100%、確信しています。
 そのためこの本ではものみの塔の教義に触れないで、テーマを組織の権威の毀損・粉砕の一点に集中しています。

組織の役割を削除する

 「エホバの証人」の語は明らかにエホバの証人の成員を意味します。実際にエホバの組織を信じていないエホバの証人はエホバの証人ではありません。
 エホバの組織の権威を削除したり、過小評価したり、全面的に否定すると審理の段階に進みます。長老らは不道徳・嘘つき・窃盗などの非行よりも組織の権威にけちを付ける成員には厳しく対処します。そのような成員は極めて危険な人物に分類され、排斥されます。
用心しなさい:配偶者や家族や愛する人が現役の証人なら、エホバの組織や「忠実で思慮深い奴隷」や「統治体」について話すときは十分に注意しなさい。
優れたやり方:配偶者や家族や愛する人を助けるためには、神は統治体を用いないとか、いかなる組織も用いないことを前もって家族らが知らないといけません。
  自分から反対意見を引き出したり、何を言って良いかいけないかの判断を誘引するやり方が良いです。
「先月のものみの塔誌のこの新しい記事をどう思うか」のように考えさせる質問をするやり方も良いでしょう。
  西暦1世紀には、エルサレムやその他の都市には、中央集権的な組織が存在していたとか、統治体が存在していたとは聖書には書かれていないと示せるなら、それが最善です。使徒行伝を注意深く読めばそれが分かります。現役の証人である、愛する人と一緒にその聖句を読めますし、話し合えます。大事な箇所は主に使徒行伝9章から15章です。
  この本の付録にある「中央集権的な組織も統治体も聖書には存在しない」以下をご覧ください。

大事な点を理解する

・新約聖書によれば、神はいかなる中央集権的な組織も、統治体も、一度なりとも用いませんでした。それはどのようにして分かりますか。
・それを他の人にどのようにすれば示せるでしょうか。

時間をかけてよく考えてください

・神は一度たりとも統治体や中央集権的な組織を用いなかったことを配偶者や家族に示せる可能性はあるだろうか。
・配偶者や家族を説得するためにはどのように愛がこもった方法を用いればいいだろうか。
・ほかにどんな取り組み方が考えられるだろうか。

 

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