エホバの証人からの脱会

家族を守り、結婚生活を守る

 

要約:配偶者が一緒に脱会できる用意ができるまで忠節な信者と見なされるにはどのような策略を用いたらいいか。

 カルト集団から脱会するなら、結婚生活が破綻の危機に瀕するのではという、強い緊張感からは避けられません。
  夫婦のうち、一人だけがエホバの証人から脱会し、残りの一人が残留するなら結婚生活は累卵の危機に瀕します。エホバの証人は、背教者と同居するなら霊性は危機にさらされると出版物の中で教えられています。

家族の中で背教者になってはいけません

排斥された者と断絶した者は、エホバと良い関係を持とうとする者からを忌避されます。特に背教した排斥者との連絡には十分、注意を払う必要があります(「自分自身と群れの全員に注意を払いなさい」1991英文 P.103)。

 ものみの塔はその出版物の中で「背教者」とどのように対処するかを明確に提案しています。

「ものみの塔」誌,1981年11月15日号,27ページには,排斥されたり断絶したりした人についてこう述べられています。「以前存在していた霊的なきずなは完全に断ち切られました。この点は,すぐ身近にいる家族を含め,その親族に関しても真実です。……これは,家庭内に存在していたであろう霊的な交友に変化が生じることを意味します。例えば,夫が排斥された場合,家族の聖書研究をその夫が司会したり,聖書朗読や祈りで指導したりすると,妻や子供たちは気持ちよくありません。排斥された人が食事の時などに祈りをしたいと思えば,自宅でなら祈る権利はあります。しかし妻や子供たちは声を出さずに自分で神に祈りをささげることができます。(箴 28:9。詩 119:145,146)家族が聖書を一緒に読んだり,聖書研究をしたりする時に,家庭内にいる排斥された人が出席することを望むならどうですか。家族を教えようとしたり,宗教的な考えを述べようとしたりしない限り,出席して耳を傾けることは許されるでしょう」(「わたしたちの王国宣教」2002/8 P.3-4)。

  配偶者も家族もこの助言を心に留めます。このため背教者と見なさる立場に置かれたくないし、霊的な健全さを脅かされたくないと考えます。
  配偶者や家族全員と一緒に組織を離れるために全力を注ぎなさい。貴方には忍耐が求められます。

家族と一緒の時間を多く過ごす

  ラハブのように行動しなさい。忠節な人と見られるためには月に数時間の奉仕報告を継続します(まったく奉仕してなくても)。そしてたとえ「霊的に弱く」ても、忠節な成員と見られるために月に何回か集会に出ます。エホバの証人の配偶者や家族から疑惑の目で見られないためにそれを実行します。
  家族と一緒に時間を過ごすという「ものみの塔」誌の提案を上手に利用できます。

同じように家族にもくつぎの時間が必要です。……家族で一緒に遊べば,家族はそれだけまとまりやすくなるのです(「ものみの塔」1993/9/1 P.15-20)

 今すぐ、配偶者や子ども、家族全員との絆を強めることがもっとも大事です。エホバの証人からの脱会は強いストレスとなります。この立場で勝利を得るには家族とはできるだけ強固な関係を保つ必要があります。

大切な点を理解する

・ あなたが断絶したり、排斥されたらエホバの証人の配偶者や家族はどのようにあなたに対応するだろうか。 
・ それによって家族とはどのように強い緊張が生まれるだろうか。
・ どうすれば配偶者や家族と一緒の時間を過ごせるだろうか。

時間をかけてよく考えて下さい

・ エホバの証人の配偶者や家族から背教者と見られないためにはどうすればいいだろうか。
・ 配偶者や家族が一緒にものみの塔を離れる用意ができるまで、忠節なエホバの証人と見られるためにはどうすればいいだろうか。


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